筆者(飯笹)は、日本癌学会と日本ウイルス学会に所属している。
この2つの学会は、歴史や背景、学会への参加人数が大きくことなるため、
全く異なるスタイルになっている。
癌学会は、朝8:00からセミナーがあり、英語、日本語の各セッションが大量にある。
お昼にはお弁当がついたランチョンセミナーがあり、セッションの種類も豊富で、
ポスター発表もおもしろい。基本的にスーツ参加の人が多いのも特徴だ。
基礎の話もおもしろいのだが、臨床の話は、時々予想を超える話があり興味深い。
ただあまりにもセッションの種類が多すぎて、新しい人と知り合いになるのが
困難かもしれない。
一方ウイルス学会は、午前中は朝9:00から特別講演。午後からウイルスごとにセッションに入る。
ポスターはもちろん楽しいのだが、スーツではない人も多い。
癌学会と比べるとゆるいスケジュールが非常に魅力的で、特別講演中に頭を切り替えることができる。
特に二日酔いぎみの時には、このスケジュールは魅力的だ。
また特別講演では、ノーベル賞受賞者(C型肝炎ウイルス)の話があったりする。
参加人数や規模は、癌学会より小さいのだが、質は負けていない印象だ。
臨床系の学会では、早朝ランニングという企画もあるらしい。
同じ題材を扱っていても、参加する学会によって文化が異なる
というのはおもしろいところだろう。
医学部出身者の人たちには基礎、臨床を問わず、学会に参加し、
少し仕事から離れて、頭をリフレッシュしてほしいと切に願っている。